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生きろと言う事。

悲しむ人がいない命は失われても良いのかと訊かれると、
そうだ。と明確に答える人はなかなかいない。
だけど死にたいと言う人間に、
家族や恋人の顔を思い浮かべなさいと諭す人間は多い。
じゃあその人に家族や恋人がいなければ死んでも良いのかと言うと、
そんなこともないのだと大多数は答える。
そんな無茶苦茶な理論があるもんか。

だけど私は思うんだ。
目の前であなたが死のうとすれば、
私はそれを止めるだろう。
時には怒り、時には泣きながら、
私はそれを止めるだろう。
だけどそれが何の為かは分からない。
あなたは死んだ方が幸せかもしれないし、
あなたが死んでも私の人生には影響がないかもしれない。
それでも私は止めるだろう。
何故死んではいけないのかと問われても何の答えも返せない私だけれど、
ただ私があなたに死んでほしくないのだと答えるしかない私だけれど。
ああ、そんな無茶苦茶な理論があるもんか。

生きろと言う事は簡単だ。
その実生きるという現実は難しい。
生きろという言葉に責任が伴うなら、
それがどんなに重いものか理解してる人はどれくらいいるんだろう。
それでもその無責任な言葉を吐かずにはいられない。
それは私のエゴなんだろう。
それは私の罪なんだろう。
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私の空は暗い。
どこまでも広がる闇に星の瞬きひとつなく。
私が死のうと思うのは、そんな空を見飽きたから。
生まれ変わればこの空は青く晴れ渡るのかと淡い期待をする。
空の色なんて、わざわざ死ななくたって死ぬ気になれば変えられる気もする。
真っ青にはならなくても、月が光を運んでくれるようになれば良いと思う。
ただそれだけの事なのに、それはとても難しい。
死ぬ気になる事よりは死んでしまう方が楽なんだ。

陽が昇る。
それは家族であったり友達であったりする。
その時ばかりは私の空にも光が舞い込んで、白く輝いたりする。
それを見ていると私は無性に死にたくなる。
だっていつかこの光を失うのが怖いんだ。
この光は私の光ではない。それは他の誰かの光だ。
その人は永遠に私の傍にいてくれる?
そんなことある筈がない。

私は空が暗くても明るくても死を願う。
死を願いながら生きる。
そういう生き方しか知らないんだ。
死に手を伸ばしながら生きて、掴みきれないそれに憧れて。

空は暗い。暗くて暗くて何も見えない。
陽が昇る。明るくて明るくて何も見えない。
死んだら何かが見えるようになるのかというと、そんなこともないんだろう。
闇に怯えて、光を失うことに怯えて、死を願う。
死んだら何も怖くなくなるのかというと、そんなこともないんだろう。

あなたを(私を)信じてる

この世の中に本当の悪人なんていないんだと信じたい。
人間の根底にある良心というものを信じたい。
信じたくて信じているけど時々それが恨めしくなる。
私だって苦手な人はいるし嫌いな人もいる。
それでも心から憎むことも心から蔑むこともできない。
心のどこかで許してしまうし救いたい救われたいと思ってしまう。
だけど本当は知ってるんだ。
救われない奴はどこまでいっても救われないし私だって救われない。
憎むべき奴はいるし蔑むべき奴もいる。
だけどそれでも信じてる。
だってそれを否定してしまったら私はどうなるの?
私こそが悪人であり良心もなく憎まれるべき蔑まれるべき人間じゃないか。
他人を信じるふりをして自分を信じてる。
善人ぶって自分を肯定してるだけ。
ほらね私は醜い。
醜い醜い。
それでも私は信じたい。
この醜い世界を。
この醜い私を。

怠け者の現実。

気がつけば理想なんてどこにもなくて
気がつけばビジョンさえもどこにもなくて
怠け者の現実だけがぶら下がっている。
どこに逃げることもできなくて
どこに逃げ出したいという希望もなくて。
それでも諦めることができない人生抱えて
死にたい死にたいと言って笑う。
不安抱えて悲しみ抱えてそんなのみんな同じだよと人は言うけれど、
みんな同じだからってどうして私まで苦しまなきゃいけないの。
置き去りにして一人で歩きたいと思うのは薄情なの?
そうさ。私は優しくすることしか知らない臆病者。
誰かに抱えられて誰かを抱えてしか道を見ることができない。
助けてよ。私を助けて。
優しくしたって優しさなんて返ってきやしない。
さよなら。さよなら。
さよなら人生。何度この言葉を吐き出したかもわからないのにまだ生きている。
怠け者の現実がぶら下がっているから。

殺した愛に憧れている。

自分の手で殺した愛に憧れている。
けれどそれはもう二度と手に入らない蜃気楼。
あなたから自由になった私は薄汚れて行き倒れて。
懐かしいねなんて笑って見せることもできない。
あなたの心臓が私の心が私たちの未来を塞いだのねなんて悲観はただの言い訳。
私は世界を見たかった。
私を傷つける世界を見たかった。
世界に傷つけられて私は羽根を折り、あなたの元へ帰ることもできなくなった。
だけど私は被害者じゃないのよ。
私はあなたの愛を殺した加害者なのよ。
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ハル

Author:ハル

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